岩手炭礦鐡道

~ 2009/12/18 12:18 イナキビ@岩手・岩泉(写真は本文とは関係ありません) ~
すっかりご無沙汰しておりました。
久しぶりの投稿となりますが、日本粘土の何代か前の会社である岩手炭礦鐡道の鉄道建設関係の資料を見る機会がありましたので、その話題となります。
戦時中に一部着手し、今でも小川には工事跡が残っているようですが、建設着手時の農地調書に鉄道の概要が述べられていました。
- 鉄道省文書・岩手炭礦鉄道・昭和十八年~昭和二十四年
- 當該農地ヲ耕作以外ノ目的ニ供セントスル事業又ハ施設ノ概要
- 當社所有ノ岩手縣下閉伊郡小川村ニ於ケル鑛區ニ於テハ石炭ノ外製鐡製鋼其他一般工業用ノ耐火物原料ヲ産出シアルモノノトコロ、昭和十五年以來耐火粘土ノ國内需要ガ激增スルニ反シ海外ヨリノ輸入減退スルニ至リタル爲メ、質及量ニ於テ優レタル當鑛區ニ對シ增産ノ御慫慂ヲ受ケ、昭和十六年十月ニハ增産資金トシテ金参百萬圓ノ命令融資ヲ賜ハルニ至レリ。茲ニ於テ年産三十五萬瓲ノ粘土ヲ採掘スルヲ得ルニ至リタルモ、其ノ輸送力ハ索道其ノ他ニ依リ約其ノ半額ニ過ギズ。依ツテ目下鐡道省ニ於テ着々御施工中ノ小本線ト大川村ニテ分岐シ當社鑛區小川村ニ達スル専用鐡道十三粁八分ヲ建設シテ輸送ノ圓滑ヲ計ラントスルモノナリ
この資料によれば年35万トンを採掘したのに、運び出せた量はその半分に過ぎないため鉄道建設が必要といっているようですが、文脈からいってこれは昭和17年の数字ということでしょうか?
単純比較すると、この数字は昭和19年の耐火粘土増産で掲げた資料の昭和19年の年産12万トンよりもはるかに多い量となるのですが...。
なお、該当資料は以下で検索できますが、画像化されていないため閲覧はできません。
国立公文書館デジタルアーカイブ
「鉄道省文書・岩手炭礦鉄道」で検索。
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